翻訳というと、知らない単語を調べてから訳す……こんな連想をしていませんか。
私は翻訳の授業でしばしば次のように言っています。
「文章の流れを読みましょう」 「文脈はどうなっていますか」 「因果関係に注目してください」 「この文の背景は分かりますか」
知らない単語だけを調べて、文の前後に関係なく、そのフレーズやセンテンスだけを見て訳す人のなんと多いことか!
私たちが本やネットの記事を読んだり、人の話を聞いたりする時、無意識に「文の流れ」「話のすじみち」「前後のつながり」を考えていますね?
流れ・すじみち・つながりが分からないと、とたんに???が頭に充満するものです。
流れ・すじみち・つながりを捉えるには、話の前提・時期・背景・理由などを知る必要があるのです。
翻訳は文法の学習ではありません。“我是日本人。”のような単文を訳すことでもありません。
「単語を調べれば訳せる」という単純な作業ではないのです。
翻訳に取り掛かる前に、十分な知識を仕入れてください。その知識がなければ、中国語を読んでも的外れな理解になることもあります。

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