どのように読めばよいのか

2023年3月1日水曜日

翻訳入門

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現代中国語は大変読みやすいと言えます。

まず、意味の区切りは“逗号”(カンマ)と“句号”(句点)で示されています

*日本語の読点と“逗号”(カンマ)を混同しないように気を付けましょう。日本語の読点は文字通り「読む」ための記号であり、必ずしも意味の区切りを示しません。


 次に、中国語の基本構文は“主谓宾であり、ほとんどの文は“主谓宾”で構成されています。

とてもシンプルなんです。

“主语”の中に“主谓宾”の構造があったり、“宾语”の中に“主谓宾”が含まれていることもありますね。

この基本中の基本を忘れて、中国語の迷路に追い込まれている人のなんと多いことか!

 

では、中国語の文を読むにあたり、どこに注目すれば良いのでしょう。

それは“主谓宾”の中の“谓语”、つまり述語となる動詞や形容詞です。

“谓语”がどれか分かれば、その前にある“主语”と、後ろにある“宾语”を把握できます。

これで構文をクリアにできました。

中国語読解の要は、述語となる動詞や形容詞の把握です。

 

以前「読解はこわくない」のラベルで、述語の把握について紹介しました。

もしまだご覧になっていない方がいましたら、目を通してください。

述語となる動詞・形容詞がかなめ

述語となる動詞・形容詞の見つけ方

述語にならない動詞・形容詞

 

読解に苦しんでいる方、

拙著『チャンクで攻略 中国語速読速解トレーニングブック』をお勧めします。


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中国語教育と中国語通訳・翻訳業及びその教育、中国語関連書籍の執筆に従事しています。 通訳・翻訳スクールや大学、社会人向け講座等における豊富な教育経験にもとづき、中国語学習者、中国語通訳・翻訳学習者に役立つ実践的なアドバイスを差し上げたいと思います。

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